水戸地区高等学校PTA連合会研修会に参加して

 PTA会長 安見貴志

 

 去る10月12日(木)、笠間市において、水戸地区高等学校PTA連合会研修会が開かれ、私と谷島先生とで参加してまいりました。

今年の研修会テーマは、「学校、家庭、地域社会の連携を担うPTA活動のあり方」であり、巷でささやかれている「PTA不要論」の是非をも客観的に考えることが出来る大変良い機会だという認識で研修に挑みました。

まずは、恒例である各校持ち回りによる研究発表から研修会はスタートしました、今年の担当校は、緑岡高、友部・IT未来高、勝田高の3校です。

研究発表とはいいますが、私がこれまで他校の会長時代も含めて参加して聴いてきた限りにおいては、どこの学校も自校のPTAの体制や現状をお知らせするというのが定番となっています。それらを聞く中で、自校の活動に取り入れられる要素や、新しい発見などを見つけることなどにこの発表は役立っていると感じます。今回もそのとおりの展開となり、質疑の時間においては、自校の抱える悩みを挙げて「役員選考はどの様な手順で行っているのか」「学年委員は主にどういう活動を行うのか」など突っ込んだ質問・回答が行われ、それなりに充実した研究発表となっていたように感じました。

   

続いて第二部は講演会です。今回の講師は、笠間市教育委員会教育長の小沼公道氏を招き、研修会のテーマそのものを題材に講演をいただきました。

小沼氏と私は、日頃公務において付き合いがあり、教育長としてのその人間性や考え方において共鳴・共感することがしばしばあり、講師をすると分かってからは、あらたまって講演をお聴きするのを大変楽しみにしておりました。

 講演の冒頭、「眠くなる時間帯なので、眠くならないように工夫します」と仰っていましたが、謙遜なんのその、いざ始まってみれば、その充実した内容や飽きさせない話の展開、分かりやすい話し方と声の張りが絶妙で、会場を見回しても居眠りをしている者は皆無という素晴らしい講演でありました。最初から最後まで大変素晴らしかっただけに、出来ることならば、我が校においてPTA会員を対象に同じ講演をやっていただきたい、そう思えるほどでした。

 内容としては、「PTAって何?」という歴史的なところから始まり、教員と地域・家庭の認識の相違や日本国としての教育方針の変革、自身の教員時代のエピソードの披露があり、終盤においてはそのエピソードのてん末に思わず感動してすすり泣く声が聞かれるくらいの素晴らしいものでした。事実、私も詳細に語られたエピソードの場面がリアルに浮かび、こみ上げてくる感動があったことを覚えています。
  

  こういった毎年行われる研修会は、イメージだけで「何となくつまらないもの」と決め付けがちですが、稀に(といったら講師の方々に大変失礼ですが・・・)素晴らしい講演に巡り合うことができます。PTA活動は、私が考える限りでは「親の勉強の場所、成長する場所」だと思っています。時間を割いて参加することは、共働きや企業勤めが当たり前の現代においてはそれなりに大変だということも承知しております。

ですが、長い人生においては、生涯をかけて「学び」を続けることにより、やがて迎える人生終焉の際に「ああ、充実した人生だった」と感じる度合いが大きく変わってくるのではないでしょうか。少なくとも私はそんな気がします。

親の充実度は子供にも直結するといわれています。願わくは一人でも多くの会員が「人生全部が学習=生涯学習」なんだということを理解し、その一環として、子の学生時代しか関わることのできないPTA活動にも積極的な気持ちを持っていただきたい、会長として切にそう思っています。

第72回全国高等学校PTA連合会大会「宮城大会」に参加して

PTA会長 安見貴志 

 

 去る8月24(木)~25日(金)と、宮城県仙台市で開かれた「宮城大会」に、南雲校長先生、谷島先生とともに参加してまいりました。

 直近2回の大会(島根、石川)は、コロナ禍の影響を受け、島根大会は1年順延してのオンライン開催、石川大会もリモートでの参加という残念な形での開催でしたが、今回は実に4年振りのリアル開催となりました。

 私自身、高校の会長は水戸三高で2校目になりますが、小中高を通じて全国大会は初めての参加です。会場のある仙台市まで向かう途中、6,000人規模の大きな大会ということもあってか、心がワクワクしたのを覚えております。

  

大会スケジュールは、初日が6会場に分かれての分科会、2日目が一堂に会しての全体会という組み立てになっておりましたので、その様子を、感想を交えて以下のとおり報告させていただきます。

 

1日目 第1分科会「地域教育」 会場:東京エレクトロンホール宮城

(1)オープニングアトラクション

東北にしては珍しく猛暑の晴天に見舞われた街中を移動し会場入りすると、まずは宮城県高等学校合同合唱団による合唱映像の上映で大会が始まりました。東日本大震災支援ソングである「花は咲く」の合唱です。およそ30分間、合唱団の美しい歌声に心を癒されると、脳裏に浮かんできたのは、仙台まで向かう電車の窓から目に入ってきた福島第一原子力発電所周辺の現在の風景でした。生活感の感じられない風景が今も広範囲で継続しており、言葉が出ずただじっと見つめるしかなく、何ともいえない気持ちとなったことが思い起こされました。日本人の一人として震災からの復興の継続をあらためて誓わずにはいられず、全国各地から参集した多くの参加者が同じ思いになったものと思います。それほどまでに心に響く歌声でした。

(2)開会行事

  アトラクションの余韻が冷めやらぬ中、開会行事(式)が始まりました。

  実行委員によるあいさつの中で、4年振りの対面開催にこぎつけるまでの苦労などが語られました。

(3)基調講演とパネルディスカッション

 演題「コミュニティスクールとグローカルの光」~地域教育魅力化の取り組み~

 講師 市瀬 智紀 氏(宮城教育大学教育学部 教授)

東北地方の教育課題やグローカルな問題解決、世界的な教育の潮流などをお話しいただき、全国各地で取り組みが進んでいるコミュニティスクール化について、あらためて認識を整理することが出来、大変参考になりました。

 続いて行われたパネルディスカッションでは、それぞれ分野の違う3者から取り組み事例が紹介され、 得られた効果などについてお話があったほか、地域教育の魅力化と持続可能な社会づくりへの可能性について最後に教授がまとめられて幕を閉じました。

 

2日目 全体会 会場:仙台市体育館(カメイアリーナ仙台)
 続く2日目も好天に恵まれての開催となり、汗をかきながら会場まで地下鉄と徒歩で移動をしました。オンライン配信による参加者もいる中、それでも数千人が一堂に会する光景はまさに圧巻であり、「これぞ全国大会」という熱気を肌で感じました。

(1)  オープニングアトラクション

さて、この日もアトラクションで始まりました。ただ、前日と違い、プロが生で演じるプロジェクションマッピングは、見る者を惹き付ける力と迫力に溢れており、しばしそれを堪能することが出来ました。

(2)開会式・表彰式

  

大会会長と実行委員長から挨拶があり、それぞれの立場からの思いを熱意のこもったお話しをいただいたあと、功労のあった団体・個人に対し、表彰状の授与が行われました。

(3)記念講演

 演題:「伝わる言葉」~失敗から学ぶ~

講師:仙台育英学園高等学校 硬式野球部監督 須江 航 氏

 いよいよメインの講演となりました。講師はまさに時の人、前々日まで阪神甲子園球場で熱戦を繰り広げていた、仙台育英硬式野球部の須江監督です。決勝戦で惜しくも敗れて準優勝ではありましたが、それよりなにより、監督ご本人が講演日までに仙台に戻って来れるのかどうかが参加者の興味の中心でありましたから、ステージにご本人が生で姿を現した際は、会場は大きな拍手に包まれました。

冒頭、監督から「雨天順延があったら、私はここに来ていませんでした」と話しがあったとおり、企画をした実行委員側にしてみれば、本当に直前まで気が気ではなかったことでしょう。でもそれだけに、話題性としてはピカ一の講演となったことは、多くの参加者にとって良かったものと思います。

さて肝心の講演の中身の方は、さすがは実績を挙げられた指導者であり、ひとつひとつが説得力にあふれておりました。同じことを伝える・指導するにしても、昔と今はその伝え方が違うとか、きちんとした説明が要るということをお話ししておられました。「頭ごなしに『こうやれ』『こうしろ』というのは今は通用せず、『これこれこうだから、こうなるために必要だからこうしてみよう』ということを理解させてやらせないと子供は成長しない。考えて動けるようにならない。」とのことであり、なるほどと素直に感心させられることが数多くありました。

 

まとめ

 ようやく本来の対面開催に戻ったことにより、大会以外の場で懇親会という形で県内他校との交流が図れたことは大きく、個人としても、またPTA組織全体としても大変有意義な大会になったものと感じます。

 元に戻ったとは言いましたが、PTAとしてやること全てをコロナ禍前の状態に単純回帰する必要はなく、今後はコロナ禍の最中に気づいたことや考えたことを柔軟に取り入れて、また新たな形で組織を動かしていくことが求められます。

来年は、茨城の地で全国大会が開催されます。参加者ではなく、運営する側・迎える側としてかかわることは、己を必ず成長へと導いてくれますので、次年度の役員にはその点をしっかりと引継ぎ、我が水戸三高PTAが組織として少しでも成長・成熟できるよう、私自身は残された期間でその役目を全うしたいと思います。

以上、残された任期への新たな決意を表明させていただき、大会に参加した感想・報告といたします。

令和5年度PTA会長 あいさつ 2022.5.23

「ごあいさつ」

PTA会長 安見 貴志 

 

この度、皆様からの信任を得て、歴史ある水戸三高のPTA会長を務めさせていただくこととなりました。この一年間、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、2019年12月から始まったコロナ禍ですが、世の中は今、新型コロナの感染症法上の分類が見直されたことも相まって、急速に従前の経済社会への復帰の流れが強まっています。もちろん、ウイルスの脅威自体がなくなったとか、そういうことではありませんが、様々な感染・予防対策や個々人の知識・意識の整理がなされたことで、コロナを必要以上に恐れない社会へと成長することが出来ました。太古からの歴史において、人間は幾度もコロナ禍のような事態を乗り越えながら現代まで文明社会をつないできましたが、今回も人間は知恵と工夫で大きな山を一つ乗り越えることが出来ました。あらためて人間は、「考えて生きること」が出来る、強い生き物なんだと、そう実感いたします。

 一方で、我々保護者が身近に接する教育現場に目を向けますと、このコロナ禍の3年間というものは、世の中の学生たちにとって、本当に「失われた3年間」ではなかったかと、そう思わざるを得ません。それまで当たり前に出来ていたこと・やってきたことが根底から覆され、一緒に入学した生徒同士が、満足に素顔を見せあうことすらままならず、大切なコミュニケーションの醸成や人間関係の構築に計り知れない影響があったことでしょう。

 ただ、そういった辛い経験を乗り越えたとき、人間は成長をします。自分にとって試練となる事態に遭遇したとしても、それを克服・突破することで経験値が加算され、人間は一回り大きくなることが出来るはずです。このコロナ禍の3年間が、失われた時間であるとするならば、それをこれからの未来の時間において取り戻すような行動・努力をすれば、必ずそれは達成されます。

我々保護者は、その手助けをするんだという強い気持ちのもとで、教職員とともにPTAという組織において一致団結し、これからの時間を過ごしていかなければなりません。

そのために出来ること・やれることを、このコロナ禍で学んだ経験値を生かして創意工夫し、コロナ禍後の新たな活動を模索していこうではありませんか。

私自身、3年前に他の県立高校でPTA会長を務めましたが、コロナ禍でそれまでやってきたほぼ全ての活動が停止し、与えられた使命を全うすることが出来ませんでした。何も出来ず悶々とする日々の中で、私の心の中には忸怩たる思いが蓄積し本当に悩み抜きましたが、こうして再びPTA会長としての使命を与えられた今、延べ10年以上に渡るPTA役員としての経験値をフルに活用し、この先の水戸三高の新たなPTA活動のきっかけづくりに邁進いたします。

そのためには、会員の皆様の支えやご協力が不可欠です。

どうかこの1年間、皆様方の力強いご支援を賜りますよう心よりお願いを申し上げ、会長拝命のごあいさつといたします。

ともに頑張りましょう!

令和4年度卒業式 PTA会長メッセージ 2023.03.01

皆さん、ご卒業おめでとうございます。

また、保護者の皆様には、お子様のご卒業に心よりお祝い申し上げますとともに、これまでのPTA活動に対してのご理解・ご協力に厚く御礼申し上げます。

皆さんの高校三年間は常に新型コロナウイルス感染症の影響を受け、学校行事、部活動など、多くが制限下での実施となり、「本当なら・・・」と何度も思ったことでしょう。

これから皆さんは、それぞれ新しい道へ進んで行くこととなりますが、新型コロナウイルス感染症も本年5月8日より感染症法上の分類が5類へ移行となり、足踏みしていた社会全体が大きく前進していくことと思います。社会がより一層変化し、多様化していく中で、自分の考えはしっかりと持ちながら、「他を認める」心を持っていただきたいと思います。そして、成人という意識を持ち、行動に「責任」が伴うことを、念頭において生活してください。コロナ禍を経験した皆さんだからこそ、何事もプラス思考で行動することが出来ると思います。今後の皆さんの活躍を心より願っています。

最後になりましたが、校長先生をはじめ、先生方には、コロナ禍という従来とは異なる難しい社会情勢の中、生徒達を守り、日々熱心にご指導いただきましたことに、心より感謝申し上げ、私のメッセージとさせていただきます。

 

本日は、誠におめでとうございます。

 

令和5年3月1日

茨城県立水戸第三高等学校PTA会長 鯉渕 丈史

 

令和4年度水戸地区高等学校PTA連合会研修会に参加して 2022.11.7


PTA会長 鯉渕丈史

  

去る令和4年10月14日に水戸地区高等学校PTA連合会研修会が、「学校、家庭、地域社会の連携を担うPTAのあり方」を研修テーマとして開催されました。研究協議発表として本校PTAと笠間高等学校PTA、東海高等学校PTAの計3校が発表を行いました。

発表概要は「水戸三高におけるPTA活動」と題し、学校紹介動画からスタートし、学校の現況、PTA活動での「あおい祭参加」等について行いなました。

発表後の講評にて勝田高等学校 下山田芳子校長先生より、あおい祭について、これまでの模擬店売上の多さや、コロナ禍で実施した昨年の「メッセージボード」等について、保護者が深く関わっている内容とのお話をいただきました。

   

その後は、「弘道館の教育について」の演題にて、弘道館事務所主任研究員 小圷のり子氏による講演が行われました。今年で弘道館開館180年になるとのことで、創設に至る歴史や、徳川斉昭の人物像等についてお話がありました。初めて知ることが多く、大変興味深く聴講させていただきました。

今回の研修会に参加し、コロナ禍で何かと制限下での活動となりますが、その中でも「どうしたら出来るか」を常に念頭に、学校、家庭、地域社会のパイプ役としてのPTAの役割を果たすことが、生徒たちの豊かな人間性を培う上で大切であると改めて思いました。

関東地区高等学校PTA連合会「神奈川大会」に参加して 2022.7.14

PTA副会長 安見貴志

 

 去る7月9日(土)、横浜市で開かれた、第68回関東地区高P連「神奈川大会」に、教頭先生、澤畠先生とともに参加してまいりました。

 直近2回の大会(群馬、山梨)は、コロナ禍ということもあり残念ながら書面での開催でしたが、今回は実に3年振りのリアル開催です。

 初日の全体会の会場は、みなとみらい地区の「パシフィコ横浜会議センター」でしたが、会場までの道中、整備の行き届いた素晴らしい街並みと、海が見えるロケーションの良さに感激し、久々にワクワクとした気持ちになりながら会場入りをしました。

  

 さて大会の様子ですが、以下のとおり感想を交えて報告させていただきます。

 

1日目 全体会:メインホール

(1)オープニング(高校生アトラクション)

・神奈川県立相模原中等教育学校 クラシックギター部

・神奈川県立厚木高等学校 ダンスドリル部

まずはクラシックギターの生演奏から始まりました。50人ほどが一度に演奏するとこんなにも力強い音色になるのかと、そう感じるほど圧巻の演奏でした。

次がチアダンス。いくつもの大会で好成績を収めている部ということもあり、みなぎる力強さとその完成されたパフォーマンスに終始圧倒されました。

(2)開会行事

  アトラクションの興奮冷めやらぬ中、開会行事(式)が始まりました。

大会会長によるあいさつの中で、今回のリアル開催へこぎつけた並々ならぬ熱意と、裏側にあった葛藤をお話しいただきました。

(3)記念講演

 演題「自分という名の長距離ランナー」

 講師 増田 明美 氏(スポーツジャーナリスト)

 マラソンや駅伝の解説でおなじみの増田明美氏です。軽快な語り口はテレビ等で耳にするのと同じで大変聴きやすく、観衆とのやり取りを交えたユーモアたっぷりの講演が印象的でした。現役時代の華々しい活躍の裏側に隠された事実と、その経験を生かした今の生き方が大変参考になりました。

 

2日目 分科会:オンライン配信

 久しぶりのリアル開催とはいえ、まだまだコロナ禍ということもあってか、2日目の分科会はオンライン配信によるものでした。

 会場で生の発表を聞くのもいいですが、会場参加方式だと同時に開催される他の分科会の様子は知ることはできません。今回、分科会がオンライン配信になったことで、以前では叶わなかった複数の分科会を観ることが出来、結果としてより多くのことが勉強になりました。

 

まとめ

 全体的からみれば半分のみがリアル開催でしたが、それでもやはり実際に遠方に赴いて色々と感じたり学んだりすることができることは、貴重な体験になると思います。配信も便利で悪くはありませんが、目で見る部分は同じように思えても、空気感を感じられるかどうかという点では大きく違っており、あとに残る記憶や印象が全く違います。

ですから、私個人としてはこのコロナ禍が早く終息し、人々の熱意や思いをリアルに感じられる熱い大会が再び戻ってきて欲しいと、そう思っています。

一方で、このコロナ禍で急速に世に浸透した「オンライン配信」を取り入れたハイブリッドな開催手法は、今後我々が何かを行う際にも大変参考になると、そう思える大会でした。

 いずれにしても、ここで感じたこと・学んだことは、今後の活動にしっかりと活かしていきたいと思います。

令和4年度PTA会長 あいさつ 2022.6.30

今年度、PTA会長を務めさせていただきます鯉渕丈史です。

今年度は3年ぶりの集会形式での総会となりました。新型コロナ感染症が終息してないため、感染防止を十分に実施し開催されました。世の中も徐々にではありますが、イベント等も実施されるようになってきました。一日も早い『当たり前の日常』を願ってやみません。さて、PTA活動ですが、本年度も何かと制限がついた活動となると思われます。しかし、そういった中でもどうすれば実現できるかを常に考えて、子供たちが今しかない高校生活を少しでも充実したものになるようにサポートしていきたいと思います。

一年間の皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます

 

PTA会長 鯉渕 丈史

令和4年度入学式 PTA会長メッセージ 2022.04.07

 

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

今、皆さんは不安が大きいですか、期待が大きいですか。これからの3年間という時間は、思ったより長くて、想像以上に短いです。どのように思ったかの答えは3年後の卒業時にわかります。今日からは、水戸三高生として、高校生活を自分なりに楽しんでください。もちろん、楽しいことだらけではありません。すべての体験が経験として積み重なり、何一つ無駄なことはありません。どんな経験も、将来、「あの時これがあったから」と思うことでしょう。

 学ぶこと・知ることを「知っている」だけにせずに、その身に着けた知識を「している」「続けている」と行動してください。高校生だから出来ることが沢山あると思います。そのために、先生方は多分野にわたり協力を惜しみなくしてくださることでしょう。また、私たちPTAも学校行事や運営を通してサポートしていきます。

そして、保護者の皆様にも心よりお祝い申し上げます。皆様には、子どもたちが充実した高校生活を送れますよう、ぜひPTAの活動にご理解とご参加をいただき、水戸三高の良さを実際に肌で感じていただければと存じます。これから三年間、どうぞよろしくお願いいたします。

 新入生の皆さん、ご家族様のご健勝と、今後のご活躍を心から願い、お祝いの言葉とさせていただきます。

 

水戸第三高等学校PTA会長 塙久美子

 

 

令和3年度卒業式 PTA会長メッセージ 2022.03.01

皆さん、本日はご卒業おめでとうございます。

また保護者の皆様、今日のこの日を迎えられました事を、心よりお慶び申し上げます。

 

3年間の高校生活はいかがでしたか。2/3の時間が、新型コロナウィルスとの生活でもありました。

学校行事、部活動、課外活動など、多くが中止・縮小となったことを大変残念に思います。でもそんな時間を過ごしたからこその何かを皆さん一人ひとりが手にしていると思います。

 

もうすぐ新しい環境での生活が始まります。これからの人生において、思い通りになる事もあれば、ならない事も山ほどあると思います。そんな時、コロナ禍で過ごした高校生活の経験を活かして欲しいのです。思い通りにならない事だからこそ、諦めることもあるし、何か出来る事を見つけることもあると思います。すべて自分の選択で決定してください。自分の道を突き進んでいってください。

 

法律の改正によって4月から皆さんは成人となります。大人というくくりになり、責任が問われることも多くなります。どう社会と関わっていきたいのか、どんな大人になりたいのか、常に考え、行動をしてください。そして何よりも、自分を大切にしていって欲しいです。

 

最後になりましたが、校長先生をはじめ、先生方に於かれまして、生徒達を温かく、根気よく導いてくださいました事を、保護者を代表して厚くお礼申し上げます。

誠にありがとうございました。

 

水戸第三高等学校PTA会長 塙久美子